14. アタック前夜 | 因智喜旅遊 inchiki tour photo travelogue
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14. アタック前夜
Thu.16.08.2018 Posted in Eastern Tibet 2016-17
2016年大晦日の午後。
甘孜寺と温泉で身も心もリフレッシュして、ラルンガルゴンパへの拠点となる某所へと移動します。




新しいバスターミナル

New Garze bus terminal, Garzê 甘孜 新しいバスターミナルの外観
旅に出る前の情報収集で、甘孜のバスターミナルが町の中心から外れたところに最近移転していると知って色々調べたが、まだ地図サイトにも出ていないし「だいたいこの辺だろう」という程度しか分からなかった。
しかも時間帯的にバスの出発便はほぼないと思われ、乗り合いタクシーがターミナル前にいればいいけど多分いないだろう…。
でもとりあえず行ってみないと仕方ないのでリュック背負って郊外まで歩いていった。
標高高いのもあって息が切れてしんどい。
ホンマにこっちでええんかいなと不安になった頃、やっと真新しいビルが見えてきた。
しかし、思ったとおりターミナルは誰もいないし乗り合いタクシーなんてのもいやしない。マイッタ!





某所への道中

On the way from Garze 甘孜からの移動途中
待ってても乗り合いタクシーが来る気配も全くなく、かといって町まで戻っても見つけられるか分からないので、ここで通りがかりのタクシーを拾うことに。
幹線道路とはいえ車の往来自体が多くなく、しばらく苦戦。
停まってくれても値段交渉でぼったくり料金言われたり。
足下見られてもしゃーない状況ではあったが、運転手側も交渉決裂でせっかくの長距離移動の現金収入を逃すのは惜しいはず!
案の定、一度ダメだと言って去ったタクシーが戻ってきた。
最終的に妥当な金額だったかどうかは分からないが、このくらいだったらと思える金額で決着できた。

というわけで、いざ出発〜。
ボロいタクシーだけど快調に飛ばしてくれた。
途中、眺めの良いところで停まっての写真タイムもあり、奥のカーブがええ感じな『移動してます!』的な写真も撮ることができた。
こういった移動手段確保なんかは面倒で疲れるけど、ツアーでは経験できない事だし意外と印象に残ることも多くて私にとっては旅の楽しみの1つとなっている。





小さな安ホテル

Bedroom of a hotel in a small town, Eastern Tibet 東チベットの小さな町のホテル
数時間で某所まで辿り着き、町中の小さな宿にチェックイン。
なんと、この真冬の東チベットなのに暖房がなく部屋は激寒っ!!
でも幸いベッドには電気毛布がありシャワーもお湯が出た。
どうせ真夜中にはラルンガルゴンパへと出発するんだから滞在時間短いし我慢ガマン。





山の中腹に建つ寺院

Houses and temple in a mountain slope 山の斜面に建つ民家とお寺
運良く、部屋の窓からは山の中腹に建つ大きめなお寺を見ることが出来た。
そろそろ日が傾いてきたし、ただの拠点の町ではあるが折角だから街歩きもしてみよう。





伝統衣装の男性

A man with Tibetan ethnic costume and beautiful hair accessories 民族衣装とカムの伝統的髪飾りを付けた男性
宿を出てお寺方面に歩いていると、かなり大柄な男性が民族衣装を身に着けて立ち止まっているのを発見。
袖がなが〜いチュバというコートを片肌脱いで着ている姿はタゴン郊外のマニ塚コルラやアチェンガルゴンパでもたくさん見たけど、ブーツや大きな髪飾りまでガッツリ全身民族衣装姿な男性は今回の旅では初めてだったかも。
これはもう話しかけるしかないやろ!!





『カムの男』

Portrait of a man with beautiful hair accessories カムの伝統的髪飾りを付けた男性
おもむろに男性に近づく私。
「すみませーん。その髪飾りがとっても素敵ですね!」(←当然ほぼゼスチャーで)
男性はいきなり声をかけてきたヘンテコな旅行者に驚くでもなく嫌な顔もせず「ああ、そうかい」と大人な対応。
すかさず「写真撮らせていただけませんか?」とお願いしたら「いいよ」と快諾。よっしゃー!
でもあまり何枚も撮ると怒られそうな気もして、遠慮がちに数枚パチパチさせていただいた。
漆黒の長い髪・細かい三つ編み・ターコイズや山サンゴやヤクか何かの骨(?)といったカム地方伝統の髪装飾がカッコ良すぎ!
チベットの中ではカム地方の男性は大柄で勇壮で男前が多いと昔のラサ旅行の時に人から聞いていたのと、今回最初の成都の宿でも噂に聞いていたから、「これやこれ!」って嬉しくなってしまった。
もうちょっと若かったら写真としては良かったのかもしれないが、私はオジサマ好きだからOK!
お礼を言ってすぐに離れたけど、自分にとってはかなりの収穫だった。
紳士的に対応してくださったオジサマ、ありがとうございます!





店先で縫い物

A man sewing Tibetan traditional clothes 店先でチベットの布を縫っている男性
歩いていた道はお寺への門前町的な商店街で、さまざまなお店が軒を連ねていた。
このクソ寒い中、ものすごいモフモフ襟の革ジャン着て店先で縫い物をしている男性も。





可愛い窓から外を眺める可愛いおばあちゃん

Elderly woman in the window, a small town in Eastern Tibet 可愛い窓から外を眺める可愛いおばあちゃん
商店街を抜けてお寺方面に近づいてきた。
お寺のある山の麓あたりに建つ1軒の民家の窓からおばあちゃんが外を眺めていた。
窓枠がとっても可愛いしおばあちゃんも三つ編みに赤い糸で、ピアスやブレスレットも赤で統一したおしゃれさん。
下に並んである小物類までなんだか計算して置かれているかのように思えてしまうね。





コルラする人々

Pilgrims rolling prayer wheels 大きなマニ車を回しながら歩く巡礼者たち
この辺りから山の中腹のお寺の近くまで、大小のマニ車が並ぶ参道になっていた。
見ていると、1つの区画にある大小全てのマニ車を真言だかお経だかを唱えながら3周廻りながら回して次の区画へ移動を繰り返していた。
確かアチェンガルゴンパへ連れてってくれたドライバー君も「マニ車コルラは3周」って言ってたな。
でもこれを全部3回ずつ回し続けてたら時間かかってしまうので申し訳ないけど気持ち少しだけ回してあとはスルーしてしまう私達であった。
タゴン郊外のマニ塚やアチェンガルゴンパで大勢の人がコルラしているのをは迫力があって興奮したが、ここでは数人しかおらず、でもこれはこれで普通の町の普通のお寺にお参りする地元の人々って感じが出ていていい雰囲気だった。





お散歩ヤク君

A black yak walking in Tibetan buddhist temple チベット仏教寺院の前を歩く黒いヤク
だんだん上り坂が辛くなってきた。
カンゼゴンパはタクシーで楽々だったからなぁ。
でもこのお寺はタクシー使うほどの距離でもないから歩くしかない。
ゼェゼェいいながらやっとお寺まで辿り着くと…無人やん!
お堂は鍵がかかっているし、人の気配も全く無い。夕方の勤行とかないんかいっ。
しばらくウロウロしてカンゼゴンパの時のような展開を期待したがそういつもうまくいくはずはなく、残念。
お坊さんの代わりに歩いていたのは1頭のヤク君だけだったとさ。





町の広場

New Year's Eve 2016 in a town of Eastren Tibet 東チベットの町で大晦日を過ごす
すごすごとお寺から降りてきた。
ネットの地図を見て良さげかもと思っていたカフェ(?)もその場所に見当たらないし、すっかり疲れて町の広場でしばし休憩。
日は落ちて、空には細い三日月が。
きれいに整備されてはいるが何もなく寂しい広場だった。





とある服屋で

Portrait of The 14th Dalai Lama and a Thangka at a shop in Eastern Tibet とある服屋に飾ってあったダライ・ラマ14世の写真とタンカ
商店街方面に戻りチベット民族衣装の店などを冷やかしていると、ある1軒の服屋でタンカ(仏画)の横にダライ・ラマ14世の写真が飾られているのを見つけた。
おおっ!ここでもこんなに堂々と飾ってるんや!
ダライ・ラマの写真を所持しているだけで逮捕されるという噂がますます謎になってきた。





大晦日恒例の

Japanese instant Udon noodles eaten in Eastern Tibet 東チベットで食べた年越し用のどん兵衛
宿に戻って、暖房のない激寒な部屋で年末年始旅行恒例の年越しそば(代わりのうどん)を食べて質素な2016年最後の晩ごはんタイム。
前日甘孜で買って気に入った『チャン』という大麦酒をまた買ってきたので、明日のラルンガルゴンパアタック成功を祈って乾杯!





明日の準備

Tibetan prayer paper flags "Lung ta" 紙製のルンタ
ラルンガルゴンパアタックするにあたって、成都で出会った紹介者から連絡を受けた仲介者が運転手を手配してくれていた。
早朝の出発に備えてデイパックに荷物を詰めて準備オッケー。
アチェンガルゴンパと同様のピクニック用品と…これを忘れちゃいけない、『ルンタ(タルチョー)』を!
今回の旅でも峠や寺院の近く等でいくつかの写真で出てきたチベット文化圏でよく見られる5色の祈祷旗の事だが、これは紙製で繋がっておらず、峠などで空に向けてばらまく為のものだ。
昨日の夜甘孜の仏教用品店で入手していた。
本当は中の仏画の部分がペガサスのような馬の絵になっているものが欲しかったのだがこれしか見つけられなかった。
ルンタ(タルチョー)は風に乗って仏法が広がるよう願ったりその他様々な祈願が成就するよう願うためのもの、というのは知っていたが、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のサイト内のくらしの中の信仰(ルンタ)ページ『旗の中央には「風」「速さ」を象徴する馬が描かれている。これは、願いごとが早く成就することを意味する*。<中略> *日本の神社の絵馬も馬が使われている。馬は成就祈願の象徴。』との記述を見てへぇ〜!って驚いた。
私は単にペガサス・天馬のような馬のデザインが素敵で好きだっただけなんだけど、絵馬の馬と起源が同じだったとは。
チベット寺院の入り口に建つスノーライオンの像も日本の狛犬と同じルーツだそうだし、思わぬところで共通点があると妙に嬉しくなってしまう。

余談だが実は私はルンタ柄のTシャツを持っているほどのルンタ好き。今回の旅では寒すぎてTシャツ姿になることもないからというのもあったけど、チベット人にとって神聖なルンタをTシャツの柄にしてあるのを見て人々が不快に思ったら…という不安もあって持って行かなかった。
代わりにお守り代わりの意味も込めてルンタ柄のスマホケースを自作していったのだが、例のカンゼゴンパの食堂のお坊さんに見られて案の定「ルンタを腰のポケットに入れるのは良くない。胸のポケットに入れなさい」と注意されてしまった。
好きだからといっても宗教的なものを安易にファッションに取り入れて現地に行くのは控えねばならないと反省した次第。

話が逸れたが、とにかくラルンガルゴンパへ行けたなら、感謝と祝いの気持ちを込めてタルチョーを空に撒いてきたいというのが旅の出発前からの目標の1つだった。
数時間後、私は無事にタルチョー撒きが出来ているだろうか?
乾燥しすぎて静電気でバッチバチな電気毛布にくるまりながら少しだけ仮眠を取った。





プライベートや仕事や体調や色んな事が重なってブログの更新が全く出来ない状態が長く続いてしまいました。
それはまだ続いているのだけど、少し落ち着いてきたのでボチボチ再開していきたいと思っています。
今エントリーでは紹介者・仲介者・運転手の身の安全のために拠点の場所さえ明かすことが出来なくて残念。
(上記の理由でラルンガルゴンパ行きに関連するどんな質問にもお答えいたしかねます)
次回はいよいよラルンガルゴンパを目指していきます!




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Tag: 旅行 写真 東チベット 町歩き チベット

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comments

久々の更新ですね!

みぽさんお疲れ様です。
山の中腹に建つ寺院の画像で、いきなりラルンガルゴンパに
ワープしたか?と一瞬思いました。次回の更新が楽しみです。

Re: 久々の更新ですね!

>CTOTさん
いつもありがとうございます!
入境禁止になる前だったら成都からバス1本で寝てる間にサクッとラルンガルゴンパ最寄り町まで行けたはずだったんですけどねぇ。
次回、できるだけ早く更新するよう努力します(ホンマか!?)

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