2017年07月 | 因智喜旅遊 inchiki tour photo travelogue
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3. チベット料理食べて甘孜へ
Mon.31.07.2017 Posted in Eastern Tibet 2016-17
塔公(タゴンまたはラガン)郊外のマニ塚コルラの後、すっかり暗くなった道を甘孜(カンゼ)目指して進んでいきます。




チベット料理屋へ!

Menu list of a Tibetan restaurant, Luhuo ルーフォ チベット料理店のメニューリスト
思いがけないマニ塚訪問で興奮していたが、外がすっかり暗くなり何も見えなくなってくるとだんだん眠気がおそってきた。
ウトウトしたりグーグー寝たりしていると突然車が路肩に止まった。
何かと思ったら真っ暗な中から女性が現れ、ドライバーの兄ちゃんに防寒用上着を手渡してすぐまた去って行ってしまった。
兄ちゃんは『道孚(タウまたはダオフー)』という町の出身だそうなので、真っ暗で何もわからないがおそらくここが道孚で、幹線道路からそれたところに家があって連絡して防寒着を持ってきてもらったのだろう。
それからまたすぐ車は走り出しまたウトウトしていたら、兄ちゃんが私に声をかけてきた。
「飯食うか?」
これは知ってる中国語なのですぐ理解。
「うん、食べる」と答えたはいいが、次に言われた言葉がなかなか理解できなかった。
何度も聞き返しているうちに「ツァンツァイ」という単語が『チベット(西藏=シーツァン)料理(菜=ツァイ)だと気が付いた!
彼は中華料理にするかチベット料理にするかと聞いていたのだった。
そりゃ〜〜チベット料理一択やろ!!
今日は晩ご飯にありつけるのは無理かと思ってたのにいきなりチベット料理が食べられるとなってまたワクワク復活。
そうしてやって来たのは幹線沿いでは少し大きめな町である炉霍(ルーフォまたはタンゴ)。
すでに夜9時半くらいになっていた。これじゃー甘孜に5時間でっていうのは完全に無理だが寄り道楽しいからOK!
兄ちゃんがその辺の人に尋ねてチベット料理の店を教えてもらって車を停めた。

階段を上がって店に入ると中華料理店とは異なるチベット的な内装で期待が高まった。
メニューを見ると一応中国語でも書いてあり、回鍋肉チャーハンとか中華っぽいメニューもあるようだ。
でもここはやはりチベットぽいものを…と思い店の人に尋ねるが「それはない」「それもない」と選べるものがかなり少ない。
そんな中3品ほど注文してみた。どんなのが来るのかな?





ミルクティ

A man serving Tibetan milk tea, Luhuo ルーフォ チベット料理店でミルクティをサーブする男性
まず持ってきたのはミルクティ。『15元/壺』と書いてあったがまさかこんなでっかい金色のポットで出て来るとは!
1カップのことだと思ってたから「3個」って注文してたのだが慌てて「1つでいいです!」と修正(笑)
ミルクティと言っても日本のミルクティとは違って「どこにお茶の味が?」というほどお茶の味が薄すぎるほぼホットミルク的な飲み物だ。
メニューにはチベットで有名な『バター茶』もあったのだが、昔のラサ旅行で飲むのに苦労したし同行者も飲みたがらなかったので頼まなかった。
ツァンパという麦焦がし風の粉をバター茶で固めて食べる伝統的で素朴なチベット料理もあってそれはまぁまぁ食べられるがここでは頼まず。
ちなみに、頼まなくても魔法瓶いっぱいの白湯も持ってきてくれたのは有り難いサービスだなと思った。
後ろでもたれているドライバー兄ちゃんはスマホに夢中。





モモ〜!

Tibetan dumplings in Luhuo ルーフォ チベット料理店で食べたモモ(包子)
続いて登場したのはチベットの肉まん『モモ』!
牛肉味とジャガイモ味の2種を注文。ウイグル料理の『マンタ』にも似ている(マンタは羊肉やカボチャ)。
もっちりぶ厚めの皮が私好みだ。繊細な薄皮の小籠包も大好きだけど味の付いてない蒸しパン部分が更に大好物という変な趣味なのでうれしい。
付いてきたピリ辛だれがまたシンプルなモモに合っていて、辛党な私達は「これもっとちょうだい」とお願いしてタレ追加してもらった。





牛肉餅

Tibetan style beef pie (20yean), Luhuo ルーフォ チベット料理のビーフパイっぽいもの 20元
メインは『牛肉餅』。
中国ではケーキを『西餅(西洋の餅)』と言う事を知っていたので日本の餅みたいなのでないだろうと思っていたら、予想通り大きなビーフパイ的なものがドーンとテーブルに置かれた。
店の方がザクザクっと半分に切ってくれて、「さぁ召し上がれ」と。
こちらもまたウイグル料理の『ギョシ・ナン(羊肉入りナン)』と見た目似ている。
写真は店内の照明とかの関係で色が悪くなって美味しくなさそうな感じだが、中の牛肉には味付けもされていてそこそこな美味しさ。
ただ中の肉のボリュームが多すぎて、たくさんは食べられなかった。





にゃんこ出現

A cat in a Tibetan restaurant, Luhuo ルーフォ チベット料理店にいた猫
お店の看板猫ちゃんか?いきなり出てきたぽっちゃり系にゃんこ。
せっかくエエ感じだったのにとっさだったからまたブレてしまった〜。





しっかり者

Little brothers calculating our bill at a family-run restaurant, Luhuo ルーフォ チベット料理店で伝票を計算中の兄弟
兄ちゃんは自分の好きなもの(麺系だったような)を頼んで食べて、モモは勧めたら食べたが肉パイは食べなかった。
食事しながら会話にならない会話を試みる私と兄ちゃん。
筆談しようにも彼が漢字読めないので困っていると、兄ちゃんが店の小さな男の子を呼んできて、彼を通じて筆談をすることになった。
兄ちゃんが少年に何か言う→それを少年が携帯のメモに入力→それを私が翻訳ソフト使ったり字からの想像でだいたい予想→返事する
…というまどろっこしい方法でどうにかコミュニケーション。
ウイグルでは年配の方々は中国語出来なくても青年くらいの年の人ならほぼ読み書きは出来ている印象だったが、東チベット圏では少なくとも私が値段交渉で関わった2人の若い人は漢字が読めなかった。
それでも今の小中学生くらいの子は学校で習うのだろう、漢字に書き起こすことが出来るので助かった。
そのまどろっこしい通訳で、兄ちゃんは翌日アチェンガルゴンパにも俺の車で行かないかと誘ってきていると理解した。
甘孜からはバスも乗合タクシーも出てるという情報を見ていたからどうしようか悩んで答えは保留にしたが兄ちゃんは結構しつこく誘ってきた。
「明日の朝甘孜の町で値段聞いてみればいい。俺の方が絶対いいから」と強気な兄ちゃん。
しかも何やらアチェンガルゴンパに親戚だか知り合いがいるそうで…それにはちょっと惹かれるかも。
兄ちゃん悪くないヤツだしオフシーズンで早朝から車探すのも難しそうだから兄ちゃんでもいいかなーと考えつつ、とにかく現時点では保留にしておいた。

そろそろ店を出る時間になり、会計担当は料理を運んできたおじさんではなくその少年と弟くん。
真剣になって電卓を叩く姿が頼もしいねぇ。
ところで、最初から全部払うつもりではいたが、兄ちゃんは自分が注文して食べたものも当然のように自分の財布を出すそぶりさえ見せなかった。
そこだけは「あー、そうなんや…」とちょっと思ってしまった。





弟君

A boy in a Tibetan food restaurant, Luhuo ルーフォ チベット料理店の少年
通訳に参加してくれた少年の弟くん。
あどけなさの中にも利発そうな顔をしている。





お姉ちゃん

Shy girl in a Tibetan food restaurant, Luhuo ルーフォ チベット料理店のシャイな女の子
店を出る際、兄弟以外にお姉ちゃんもいたのを見かけた。
カメラ向けたら恥ずかしそうにしてたけど、彼女もしっかりした働き者な雰囲気が滲み出ているね。





甘孜に着いた〜

Interior of a guest room of "Jin Yu  Yang Guang Hotel", Garzê 甘孜「金御阳光大酒店」の客室
家族経営のアットホームなレストランを出て更に甘孜への道のりが続く。
お腹いっぱいになってまた爆睡しているうちにとうとう甘孜の町の中心部辺りに到着したようだ。
もう夜中の1時ごろになっていた。寄り道もしたし5時間じゃ着かないわな。
事前にめぼしい宿を調べてはいたが今どのへんにいるのかもよく分からず、とりあえず兄ちゃんが「ここでいいか」と車を停めたホテルに入ってみた。
まさに地方都市の中級宿って感じ。汚くはなさそうだし外国人OKみたい(中国では外国人宿泊不可な宿もけっこうある)。
英語は全く通じず、提示してきた金額に対してカタコト中国語で「2部屋に2泊泊まるんだから安くして〜」と頑張って値切ってみた。
関西人やもん!ダメ元でも交渉してみないと。
電卓の攻防がしばらく続いたが、なんとか少しだけディスカウントしてもらえた。ラッキー。
帰国後予約サイトを見てみるとそこに出てきた金額よりお安く泊まれていた。
部屋に入ると思った以上にキレイだしお湯もしっかり出て何も問題なさそう。

ちなみに、結局アチェンガルゴンパにも兄ちゃんの車で行くことになった。
ここに着いたのが遅すぎてバスや乗合バンの出発時刻や出発場所を確認するのに外へ出る時間の余裕もなく、アチェンガルゴンパからの帰りも最終バスの時間を心配しなくていいのはメリットが大きい。
当然その分金額も高いのだが…今のところ兄ちゃん嫌なヤツではなく問題もなさそうだと判断して兄ちゃんにアチェンガルゴンパ往復も託すことになった。
本来の私は出来るだけ公共の移動手段で行くのが好きなんだけどド短期旅だし時間を考えたら仕方ない。
早朝ロビーで待ち合わせと決めてこの日は解散。
成都を朝8時に出て甘孜に深夜1時すぎ到着という、ほぼ移動ばかりな長い1日だった。
兄ちゃんも康定からの長距離ドライブお疲れさま〜!





こつぶっこが!!

Package is pumped up because of difference in atmospheric pressure, Garzê 甘孜 気圧の差でパンパンに膨らんだこつぶっこ
もうすっかり遅い時間だが、明日(今日)早朝からのアチェンガルゴンパ日帰りに向けてゴソゴソと準備を…。
防寒グッズはもちろんのこと、大事なのはオ・ヤ・ツ(笑)
好物のこつぶっこを出してみると、おぉーーーパンパンやん!
体感的にはまだ分からないんだけど、これを見たらかなり高所に来ているんやなぁと実感。
携帯で高度を見てみると3390mだった。アチェンガルゴンパはもっと高いはず。
熱いシャワーを浴びて、出発まで短時間の仮眠くらいしか出来ないからとっとと寝よう。





明日はいよいよネットで見て一目惚れしたアチェンガルゴンパを訪れることになる。
尼僧ばかりが修行している、町くらいの規模があるところだ。
期待が膨らみすぎて、とっとと寝ようと思ってもなかなか寝付けなかった。




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Tag: 旅行 写真 チベット 東チベット 塔公 タゴン 炉霍 チベット料理 甘孜

2. 見知らぬお寺で東チベット初コルラ
Sun.23.07.2017 Posted in Eastern Tibet 2016-17
白タクのチベット人ドライバーの兄ちゃんに誘われて、康定から甘孜へ向かう途中の塔公(タゴン/ラガン)郊外にあるお寺へ寄り道することに。
幹線道路沿いに建つ門から伸びる細い一本道を進んでいったところにあったのは…。




(動画)いきなり濃い!!


ゲートを超えて走る一本道。
マニ車を手にして歩いている人が通り過ぎたりタルチョーでびっしりになった丘が見えたりしながら、向かっているお寺への興味と予定外の寄り道というシチュエーションにワクワク。
そしてほどなくして兄ちゃんが車を停めて付いていくと…「うぉわぁ〜〜っ!!」と思わず声を上げてしまった。
大勢のチベット人たちが壁に大きなマニ車が並んだ建物の周りをぞろぞろとコルラ(神聖なものの周囲をぐるりと歩き回ること)していて、しかも人々の多くが民族衣装姿!
康定を出て2時間前後でもうこんなに濃いチベット色を見られるとは思ってもみなかったのでめっちゃビックリ&大興奮!!





女性たち

Women sitting near Gyargo Ani Gompa, Tagong 公塔 尼僧院の近くで座り込んでいた女性たち
歩き回らずに座っている人たちも。既にコルラを終えて休憩してるのかな。
手前左側の女性の山珊瑚が付いたシルバーの髪飾りとか赤い糸を巻きこんだ髪(この人のはつけ毛ぽい)がいかにもカムパ(東チベットの人)らしさを醸し出している。





コルラする人々

Prayer People, Tagong 公塔 マニ塚の周囲をコルラする人々
ものすごくフォトジェニックな場所なんだけど、既に日が落ちて薄暗くなってきており、ほぼ全てがブレブレのボツ写真だらけで残念すぎる。
それにコルラの歩くスピードが早い!お年寄りっぽい方が多いのにみんな歩くの早くて更に写真が撮り辛い〜。





私達もコルラ

My driver also attend to the line of prayers, Tagong 公塔 マニ塚コルラに参加するドライバー君
ドライバーの兄ちゃんいわく、コルラは3周するらしい。
昔訪れたラサとその周辺でマニ車コルラは度々やってきたが3周するというのは知らなかった。
ゼスチャーで「オレたちもコルラしよう」と促され、私達も人々の流れに混じって歩いた。
革ジャケ着てるのが兄ちゃん。いつの間にかちゃんと数珠を握っていて流石!と感心。
袖がものすごく長いコートは民族衣装の『チュバ』。
寒さから手を守るためと聞いたことがある。





尼僧院(?)

Gyargo Ani Gompa, Tagong 公塔の尼僧院(?)
コルラしていると奥にお堂が見えた。
その辺りには誰もいないのでおそらくもう閉まっていたのだろう。
帰国後このお堂について色々調べてみたのだがどうも「これに違いない」という情報を得られなかった。
最初のゲートの写真を見て『和平大法会』の『木雅大寺』というのは分かった。
一方、英語のネット情報では『Gyargo Ani Gompa』(アニ・ゴンパ=尼僧院)と書かれているものをいくつか見つけた。
しかし和平大法会のサイトには尼僧院についての記述は見つけられず…。
分かったのは、この時コルラしていたマニ車のある建物は巨大な『玛尼堆(マニ塚)』だったという事。
http://hepingdafahui.com/list.php?fid=384(和平大法会のサイトのマニ塚ページ。音が出るので注意)
マニ塚とは『マニ石』という真言や仏画が描かれた石を塚のように積んだもののことで、和平大法会サイトによればこのマニ塚は「世界上最大的」なんだとか。





お喋り中

Buddhist nuns sitting and chatting, Tagong 公塔 井戸端会議中の尼僧さんたち
コルラしたとは言っても私の場合は立ち止まって写真や動画撮りながらのなんちゃってコルラ(笑)
座っている人たちにはお坊さんや尼さんが着ていることの多いえんじ色の衣装の人も何人かいて、真ん中に写っている人も坊主頭なので尼僧さんなのだろう。





ちっちゃな子もコルラ

Praying people almost wearing traditional clothes, Tagong 公塔 コルラ中のチベット人の殆どが民族衣装姿
年齢層高めな中で目をひいた小さな女の子。





りんごほっぺちゃん

Lovely red cheek girl, Tagong 公塔 りんごほっぺが可愛い女の子
女の子の写真を撮らせていただいた。
真っ黒のうるうる瞳とりんごほっぺが可愛いねぇ。





マニ塚

Tibetan people walk around prayer wheels under huge mani stones, Tagong 公塔 世界最大級らしいマニ塚の周囲をコルラする人々
コルラの列から離れて先ほどのお堂がある方角からマニ塚を見てみると、なるほど下層はマニ車の列だが上層はマニ石がドカーンと積み上げられていて、一部マニ石の文字が見えるように掲げられていた。





ポツンと

An elderly person praying with prayer's wheel, Tagong 公塔 黄昏時にマニ車を回しながら佇む人
ふと別方面を見ると、ひとりポツンと座って手持ちマニ車を回しているおじいさんが。
黄昏の曇り空と雪の残った道とおじいさんが絵になりすぎて思わずパチリ。
電線だけが邪魔っ。インチキマジックで電線消してしまう事も出来るんだけどな〜。





塔公草原

A buddhist temple seen in the grassland, Tagong 公塔 草原の中に見えるチベット仏教寺院
荒涼としたように見えるがここは塔公草原の一部のようで夏場には全面緑に覆われてさぞかし美しいことだろう。
奥にあるのが和平大法会のメインである『木雅寺』だと思われる。
http://hepingdafahui.com/list.php?fid=391(上と同様に和平大法会のサイトの木雅寺ページ。音が出るので注意)





ドライバーの兄ちゃんの機転のおかげで思いがけず成都を出たその日のうちに濃厚チベット色を間近に見ることが出来た。
しかも後で調べるまでここが何という所なのかも分からなかったというのが余計にこの時の印象を強く残してくれた。
薄暗い中で車を降りてコルラしている民族衣装姿の人々を見た時の衝撃ったらもう!
康定バスターミナルで兄ちゃんに出会えたのはつくづくラッキーだったなぁ。
今回塔公はスルー予定だったので欧米人に人気がある自然がとても美しい町だという以外の予備知識を旅行前は得ていなかったが、欧米人経営の宿があったりホーストレッキングが出来たりするらしい。
次の機会があるとしたら気候の良い緑の草原の時期にゆっくり滞在してみたい。

そんなわけで寄り道は終了し、車に乗り込んで再び甘孜を目指していきます。




Tag: 旅行 写真 チベット 東チベット 塔公 タゴン

1. 成都から東チベットへ出発
Tue.04.07.2017 Posted in Eastern Tibet 2016-17
全然知らなかったんですよ、本当に。
東チベットの『ラルンガルゴンパ』が外国人入境禁止になっていたなんて

2016年の9月末頃、年末年始旅行をどこにするか考えていた時ふと「東チベット(カム)」が頭に浮かびました。
昔成都からラサを旅した時に知り合った日本人旅行者の複数の方から東チベット良かったと話に聞いていたのを何気なく思い出したのでした。
とはいえカンゼとかリタンとかの地名は知っているけどそこに何があるのかどういう所なのかは知らない状態だったので検索してみると、東チベットには『ラルンガルゴンパ』と『アチェンガルゴンパ』というものとんでもない絶景な場所があると知りました。
もう写真を見ただけで「これは!見てみたい!!」と東チベット行きを即決してしまうほどに惹きつけられてしまったのです。
そしてその日のうちに航空券を検索して、そのままの勢いで当日か翌日くらいには航空券を買ってしまいました。
もちろんチベットだから高地だし年末年始となると寒さがヤバイだろうというのは分かっていて、その辺はまぁ防寒をしっかりすれば大丈夫やろと。
そしてネット検索の上位に出ていたサイトの情報から、メインの目的地ラルンガルゴンパは秘境と言っても成都からバス1本で最寄りの町まで行けるらしいと知って「これなら楽勝楽勝!」と安易に考えていました。

ところが…。
航空券買ってからしばらくは何も調べていなくて、秋が深まってきた頃そろそろと思い改めて検索してみると、なんと2016年初夏辺りから外国人入境禁止になっていたのです!!
え〜〜〜!んなアホな!バスで楽々行けるんやったんとちゃうんかいっ。
私の完全なミスでした。最初に調べた時見た検索上位に出ていたブログやサイトの情報は入境禁止以前のものだったのです(笑)
ラルンガルゴンパの手前の町にある検問や一番最寄りの町中で外国人だとバレると追い返されるとのこと。
これはヤバイ。せっかく航空券買ったのに…。
しかしもっと色々調べまくってみると、入境禁止以降も行けた人たちもいて、その方たちは運が良かったり策を練って検問突破したりしているようでした。

よし。こうなったら私もその方々の情報を元にしつつ自分なりに策を練ってなんとか検問突破してやろうではないか!
それからは毎晩のように夜なべして日本語や英語で検索しては新たな情報を探し続ける日々が続きました。
出発日に家から出る直前まで新たな情報が増えていないか調べていたくらいです。
正月休み短いのに当初の予定のように成都からバス1本で行けないということで、どのようにラルンガルゴンパと他の町とを効率的に移動するか、また、どこの町から検問のある場所へトライするか。
あらゆる事を想定して予定表を5プランくらい作り、その時の状況によって柔軟に対応できるように備えました。
また、中国本土ではGoogle関係が遮断されて使えないので香港ローミングの通信simカードを準備したり、危険を承知で中国旅行に役立つアプリ(Baidu map)等を入れたり、筆談用に携帯の文字入力にピンイン入力や手書き入力を追加したり。
私はなんだかんだで中国に一番回数訪れているのですが、その殆どはウイグルで中国語があんまり必要じゃないのもあり中国語は挨拶・数字・5W1H程度しか出来ないため、今回検問クリアの為に白タクとの交渉に必要になりそうなフレーズを調べてメモに書いたりもしておきました。
とにかく思いつくことは全部やって、ここまでやったんだから後は運を天に任せるしかない!と言えるところまで頑張りました(自分比)。

※注 ここから毒を吐きます。気分を害されたらごめんなさい。

ちなみに、今回もここ数年年越し旅行を共にしていた友人と一緒の旅でした。
これまでの旅でもちょっとはあったのですが、今回は特にいろいろ思うところがあり、人と一緒に旅をする難しさを実感することになりました。
まず、行く予定の町の情報はもちろんのこと、チベットやチベット仏教に関する簡単な基礎知識さえも(彼女が見たかった鳥葬以外)ほぼ全く予習なし。
よって、行く予定の町にどんなお寺や名所があるかも(鳥葬場以外)なーんも調べてもいない。
更に、現地で中国語出来ないなりにも少ない語彙とゼスチャー使って意思疎通を図ったのは全部私。彼女は横にいただけ。
と、ここまでならイライラしつつも「彼女は高額な白タクの割り勘要員だったんだ」と自分に言い聞かせて心の中に抑え込んで終わるはずでした。
ところが帰国後、某SNSに、私が夜なべして調べて伝えた事を当たり前のようにまんまコピペしたり、後で調べたのであろう事を前から知っていたかのように書いているのを見てドン引き。
あれぇ〜?全然知らんかったはずやのに…。
(私はこのブログでも、現地で教えてもらった事や後で調べて知ったことは伝聞形で書いています)
更に後日、自力で行ったかのように「ちょっと難易度高めの旅。」などと書いてるのを見てしまった時にはもう完全に呆れてしまいました。
おいおい、なにが難易度ちょっと高めやねん!アンタなーんもせんと私の横で座ってただけやろがーーーーっ!
友人知人にエエ格好したかったのか、それとも本気で頭の中で自分がやった事になってしまってるのか??
その投稿を読んだ時、彼女の裏表を見てしまった気持ちになり、この人とはもう二度と一緒に旅行は出来ないなと思いました。
彼女にとって私は自ら苦労せず旅話のネタを提供してくれる都合の良い存在だったのかな…。
元々性格や生き方・考え方が真逆で、でもそれだからこそ尊敬できるところや見習いたいところがたくさんあり今もそれに変わりはないのですが、今回のことでは見栄のために親しい仲にも礼儀ありをないがしろにされて大いに失望したのです。

これを読まれた方はおそらく「それくらいで大げさな。心狭すぎちゃうん?」と思われることでしょう。
しかし私にとっては地味でショボい人生の中で最大級に大事にしていて思い入れも強いのが『旅行』なのです。
大切に育てていた花壇を踏み荒らされたような感覚、と言えば伝わりやすいでしょうか。
東チベット旅行そのものはとても感慨深く忘れがたい思い出に残る旅になったのは間違いありません。
だけどこの旅を思い出す度に嫌な思いも一緒に思い出されていつもとても複雑な気分になってしまいます。

…と、前置きがかなり長くなってしまいました。
なかなか旅行記(のようなもの)に取り掛かれなかったのはそういう事情もあったからでした。
旅のスタイルは人それぞれ。どこまでも自力で行くバックパッカーもいれば完全お任せパックツアーの人もいて、どちらが良い悪いではありません。
ただ私個人としては、他人と一緒に旅をするなら同じくらいのスタンスを持ち、かつお互いをリスペクトしあえる人と行くべきだと、今回経験して本当に勉強になりました。
チベット仏教学の聖地を目指したんだからそれにあやかってもっと寛容な人間になるべきではありますが、煩悩が何重にもとぐろ巻いてる私にはそう簡単にはいきませんって。
基本ワガママで協調性のない私はやっぱり一人旅が向いているようです…。

ということで、書くべきか悩んでいた愚痴も吐いてしまったことだし、気を取り直してこれから東チベット旅行記(のようなもの)を初めて参ります。





(動画)広州の空港にて、歌うカートの運転手


珍しくいきなり動画からの始まり。
関空から出発して乗り換え地の広州白雲国際空港にて、楽しそうに歌いながらカートを運転するおじさん。
通路をビュンビュン飛ばすカートは気持ちよかった。
何よりも、おじさんがさり気なく歌う中国歌曲のフレーズが旅気分を上げてくれた。





カウンターに弁当!?

Got a lunch box from airline company because of flight delay, Guangzhou, China ディレイのため航空会社から支給されたお弁当
広州から成都への国内線のゲートへ行くと、出発が2時間くらい遅れるとのことでカウンターで迷惑料代わりなお弁当を受け取った。
カウンターに弁当が山積みになってるのを見て何でこんなところに弁当屋が?と思ってたら全員に配っていて事情を察知した。
ご飯・ゆで卵以外はキュウリとキャベツとキクラゲの炒め物だけが無造作に入れられ、それらの炒め物の味付けは全部同じという(笑)
2時間ほど遅れるということで、当初成都で会う約束だった旅行会社の人にメールで時間変更のお知らせをした。
さっそく香港ローミングSIMが役に立った。





雲海の向こうへ日の入り

Sunset and sea of clouds on the way to Chengdu, China 中国、成都へ向かう途中で見た雲海と日の入り
2時間遅れで離陸し、成都に夕方着くはずだったのが夜になってしまった。
広がる雲海の向こうに落ちてゆく夕日の写真を撮った直後、飛行機は着陸のため高度を下げ暗い雲海の中へ突入していった。





夜の『ミセスパンダホステル』

Chengdu Mrs Panda Hostel at night, China 成都 夜のミセスパンダホステル(交通賓館)外観
空港へ着く前、同行者はおもむろにメモ帳を広げはじめた。そこにはただ成都のメトロ路線図が貼り付けてあるだけ。
今夜泊まる『ミセスパンダホステル』の案内に最寄りの駅は書いてあったが、路線図だけ持って町の地図を持ってないのにいったいその駅からどうやって宿まで行くつもりなのか。
出国前から不安に思っていた「何も調べていないのでは…」が成都に到着する前にもはや的中。
こちらももう面倒でタクシーにしようかと提案し入国後タクシー乗り場へ。
パンダホステルの紙を見せたところでタクシーの運転手に場所が分かるはずはなく、私は隣接する『交通飯店』を指示したがそれでも分かってもらえなかった(それは私も誤算)。
そこで交通飯店横の『新南門バスターミナル』というとやっと分かってもらえて辿り着いた。
着いたのは夜8時頃。いかにも古そうな交通飯店(ホステルと一部部屋を共有している)のライトアップがなかなか味わいがあった。
ホステルで『東チベット旅行倶楽部』を運営されている徳田さんという方から、手配をお願いしていた明日の成都〜康定のバスチケットを受け取り、その後あれこれ談笑しつつ現地の様子なども教えていただいた。
徳田さんも明日からツアー同行されるからお忙しいだろうに、私達をATMに連れて行って下さったりしてとても親切だし面白いええ人でついつい話がはずみ、コンビニで買い物したりして明日からの東チベット行きの準備を整えているとすっかり深夜になってしまった。

また、偶然このYHで、ラルンガルゴンパ入りについての有力な情報をゲットできた。
それは私が出発前の情報収集でヒントを得ていた情報と同じだった!
おお、やるじゃん私、毎晩夜更かししてリサーチしただけのことはあった!(自画自賛)
ただし、つい最近も検問が無人になるといわれている時間帯にトライしたにもかかわらず何故か検問やってて失敗に終わった旅行者がいたそうで、たとえ協力者がいたとしても上手くいくとは限らないらしい…。

【重要】関係者の意向と安全のため、具体的な事、人物名や連絡方法等一切このブログではお伝え出来ません。
私個人にご連絡いただいたとしても同様です。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
私が事前のリサーチで得られていたようにネット上でヒントになる情報は見つかりますし、当然私が試した方法以外のやり方で行ってきた方達もいますので、これが唯一の方法という事ではありません。





康定へ出発

Highway toll gate in Chengdu, China 成都 高速道路の料金所
宿隣の新南門バスターミナルから翌朝8時のバスで康定へ。
康定は東チベット入口になる大きめの街で、普通バスだとここで強制的に1泊させられて甘孜(カンゼまたはガンズー)等他の町へ行くことになる。
私はその1泊する時間が惜しく、出来れば夕方康定に着いたら乗合タクシーでそのまま甘孜に行ってしまいたかったからバスの手配は康定までにしていたのだ。
本当は高山病対策のためにも康定で1泊することが望ましいが、なんせ時間ないし高山病の薬(ダイアモックス)持参してるという事もあってかなり無茶なプランを立てていた。
最悪車が見つからなければユースにでも泊まって翌早朝に乗合を探すという事にしてる。
成都を出発したバスはまもなく高速道路に入り、一路康定を目指す。





ドライブインのレストラン

A restaurant in roadside rest area from Chengdu to kanding 成都から康定までのドライブインのレストラン
何車線もある高速道路から『G318』という道路に入り、少しずつ高度を上げて東チベット圏へと近付いていく。
途中でトイレ&食事休憩。
まだここは漢民族の町のようだ。





G318

The road from Chengdu to kanding 成都から康定までの道
康定へ向かうG318はこんな普通の道。





中国旅行では避けられない…

Entrance of toilets in roadside rest area from Chengdu to kanding 成都から康定までのドライブインのやばそうなトイレの入口
中国旅行、特に田舎へ行く旅行では避けられないのがかの有名な『ニイハオトイレ』。
ドライブインのトイレへ行く際、トイレに入る前からこの赤スプレーで無造作に書かれた『厠所(トイレ)』の文字を見ただけで中がどんなんか想像できてしまった。
お食事中な方に配慮して(?)中の写真は自粛。





タルチョーと犬

A dog in roadside rest area from Chengdu to kanding 成都から康定までのドライブインにいた犬
2度めの休憩の時、ドライブインの外を散策していると裏の川に今回の旅での初タルチョーを発見!
(タルチョーとはチベット仏教の経典が書かれた5色の旗。風に乗って仏法が広く伝わるようにとの想いが込められているらしい)
いよいよチベット文化圏に踏み入れてきたのだなと心が高鳴ってきた。





洗車中

Buses washed at a roadside rest area from Chengdu to kanding 成都から康定までのドライブインで洗車中
ドライブインでは運転手や客が休憩している間にそこの従業員が洗車をしてくれる。
どうせまたすぐ走ってたらドロドロになるんやからええやんって思うけど、かなりしっかりキレイに洗車されていた。





康定バスターミナル

Kngding bus terminal, Sicuan 康定バスターミナル
そうして朝8時に出たバスは午後3:22頃康定バスターミナルへ到着した。
この辺で一番の町だけあって、建物も立派な造り。
外に出るとかなり寒い。少しずつ高度が上がっているんだと分かる。
バスを降りてすぐに同じバスに乗っていた若い中国人の女の子2人連れに声を掛けてみた。
もし彼女らが甘孜に行くのならタクシーシェアしないかと持ちかけるつもりだったのだが甘孜行きではなくて目論見失敗。
ターミナル前に出ると甘孜行きの乗合タクシーが呼び込みをしていた。
1人150元だったが、こんな時間なので私達2人以外待っても人が集まらない。
運転手が「1時間待ってたら集まる」と言ったが集まりそうもなく、結局「2人の貸切にしないか」と持ちかけられた。
値段交渉しようと文明の利器Google翻訳様を取り出してみたものの、運転手は中国語の会話はある程度出来ても読み書きは出来ない人だった。
最初2人で1200元とか言われ、その後800まで下がったがな〜んかイマイチ頼りない感じで不安になっていた時、どこからともなくいつの間にか目の前にいたガタイの良い兄ちゃんが「俺の車で行かないか。2人で700だ。甘孜までだと5時間で行くぜ」と話し掛けてきた。
普通だと8時間くらいかかるところなので5時間なわけねーやろと思ったが、よくある客引きの必死な人っぽさが全然なく飄々とした兄ちゃんで、車もボロくなさそうで、1人あたり乗合の倍以上かかってしまうが前の運転手のように最初からボッタクリな値段言わなかったのも好感し、他にもう選択肢なさそうなのもあって「時は金なり」と判断してこの兄ちゃんに託すことにした。





甘孜へ出発

On the way from Kangding to Tagong 康定から公塔までの道
結局2人で700元というのは相場から高いか安いか分からないまま兄ちゃんの車に乗り込み、甘孜へGO!
白タクなので何か起こっても乗ってる私達の自己責任だ。
郊外を走り出してすぐ美しい東チベットの山々が前方に広がってきた。
ミラーの下にぶら下がっているのは高僧と思われる男性のブロマイド的なお守りっぽいもの。





ビュースポット

An observatory on the way from Kangding to Tagong 康定から公塔までの道
まだそれほど走っていない頃だったが、展望台のようになっている場所で「停まる?」と聞いてくれたので外に出て写真タイム。
兄ちゃん自ら「2人の写真撮ってあげるよ」と積極的で、なかなか気の利く人だ。こりゃ当たりかも?
柵にかかっているのはタルチョーとヤクの骨?ヤクの骨は昔のラサ旅行でも見たことがあり、魔除けとかの意味があるのかもしれない(推測)。
タルチョーもその意味を知らなければただのカラフルな飾りの旗にしか見えないだろうな。





雪山と風に靡くタルチョー

Tibetan prayer flags and mountains on the way from Kangding to Tagong 康定から公塔までの道にて、風になびくタルチョーと山々
更にそこから進んで別の展望スポットでまた写真タイム。
分かってるやん兄ちゃん!!
上のヤクの骨とのタルチョーよりも、こうやって山の強風にたなびいているタルチョーの方がタルチョー本来の姿らしくてグッとくる。
曇った空・走ってきた山道・木も生えない荒涼とした山々…。
まだ少ししか走ってないのにもう既にチベット気分がいっぱいだ。





折多山の峠

White stupa and prayer flags in Zheduo Mountain pass, elevation of 4298 meters 折多山の峠にて
更に走っていると、たくさんのタルチョーと白いチョルテン(仏塔)が見えてきて、ここでも写真タイム。
めっちゃ寒い!風きつい!!
建っていた記念碑によると、ここは『折多山』の峠で海抜4298mとのこと。
朝成都を出て夕方には既に富士山超えてるんや〜。
青空だとまた印象が変わったかと思うが、このどんより空の峠もかなり渋くて心に残る光景だった。
ただ康定から甘孜まで車で走るだけと思っていたのがビュースポットで嫌がるどころか「停まるか?」と向こうから聞いてくれる兄ちゃんでかなりラッキーだ。





もう一枚

Panoramic view of Zheduo Mountain pass, elevation of 4298 meters 折多山の峠のパノラマ
もう一枚、同じ峠のパノラマ写真を。
走ってきたワインディングロードも見えてお気に入り。





(動画)折多山の峠のパノラマ


音声オンにすると風切音がけっこううるさいです。
現地の寒々しい様子が伝われば…。





美しい雪山

Beautiful snowed mountain on the way from Kangding to Tagong 康定から公塔までの道中で見た美しい雪山
折多山の峠を超えて更にどんどん車を走らせる兄ちゃん。
塔公(タゴンまたはラガン)あたりを走る途中、おもむろに彼の携帯を手渡された。
それはとっても美しい山や草原といった大自然の動画で、兄ちゃん曰くこの地方の自然を写したものだという。
兄ちゃんは康定の町の人ではなくこの辺りの出身のようで、しきりにこの自然の美しさをアピールしていた。
そうするうちに、走っている道から目の前にとんがったピークが印象的な雪山が見えてきて兄ちゃんがまた停まって写真を撮らせてくれた。
だんだん日が落ちてきた時間、標高の高い山にはまだ光が当たっていてそれが神々しさを増しているようだった。
帰国後にこの山のことを調べてみたのだが、『雅拉神山(Mt.Yala)』という聖山があるのは分かったものの、どうもこの山とはシェイプが違っていて別の山なのか、同じ山で見る角度が違うだけなのか、残念ながら結局分からないまま。





木雅大寺へと続く門

Entrance gate of a buddhist temple, Tagong 公塔 木雅大寺へと続く門
今走っている辺り『塔公(タゴンまたはラガン)』は風光明媚で特に欧米人旅行者に大人気スポットとは事前に情報を得ていたが今回は時間もないしスルー予定だった。
タゴン地域に入り、『塔公寺(タゴン・ゴンパ)』行ってみる?とせっかく聞いてもらったのになんかつい時間を気にして「いや、いいです」と答えてしまった。
その時の兄ちゃんは心なしか寂しそうに見えた。
その後も走っているとまた別の寺と思われる大きなゲートが道沿いに現れた。
兄ちゃんは再び「行ってみる?」と聞いてきた。
一瞬どうしようかなと思った時、兄ちゃんは車に下げている高僧らしき方の写真を指差して「この人、この人」というゼスチャーをした。
え?そうなんや!きっと兄ちゃんはその高僧に帰依してるのだろうし何かのご縁がある気がして、「じゃあ行きます!」と答えると、今度は兄ちゃんも「よっしゃー」とばかりに方向転換してゲートをくぐって門から続く道に入っていった。
予定していなかった場所なのでどんなお寺なのかさっぱり分からないが、これも旅の醍醐味だ。
地元人な兄ちゃんのオススメなんだからきっと素晴らしいところに違いない。
幹線道路からゲートの先の一本道を突き進む兄ちゃん。日が落ちて薄暗くなり始めているこの道の向こうには、一体何が私達を待っているのだろう?





第一回から非常に長くなってしまいました。
イントロの赤裸々ぶっちゃけが余分だったかもしれませんが、このブログはサブタイトルのとおり文才のない人間がありのままを書き連ねる『旅行記のようなもの』なので、この事実を避けて通ることは出来ませんでした。
逆にこんな私にドン引きした方もいらっしゃるでしょうけど(笑)懲りずにまた覗きに来ていただければ幸いです…。

次回はドライバーの兄ちゃんが連れて行ってくれた見知らぬ場所で、思いがけず東チベット圏に入って最初の濃厚チベット文化に触れることになります。




Tag: 旅行 写真 チベット 東チベット 康定 成都 塔公 タゴン 白タク

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